「人間関係リセット症候群」(医学的病気でなく人が陥りやすい心理状態)という言葉が昨年からネットや新聞で目に入ることが増えました。確かにSNSの利用することでたくさんの情報や人とのつながりを近くするメリットもありますが、相手との距離感の取り方やコミュニケーションによるストレスの影響を受けやすいなどの繊細な方には様々な弊害が出やすいのでしょう。
このリセット症候群に陥るとSNSなど常に誰かとつながる状態に疲れ突然人間関係を断ってしまう特徴があり、SNSを利用する人の半数以上が対人関係を負担に感じ幸福感を損ねていることが総務省の調査で明らかになったようです。
[理由と原因]
・他人との比較・過剰なつながり・人間関係に疲れている・トラウマがある・他のひとからの評価が気になる・ストレスを受けやすいなど
この症候群は、SNS世代に増加している深刻な心の健康問題になっていて、現代社会の情報化やSNSの普及により人間関係がストレスとなっていることが原因とされています。
[SNSと上手に付き合うには]
・SNSのチェックは時間を決める・自分にとって大事な人とだけつながる・SNSは道具として活用する・承認欲求を求めすぎない・自分や他人に期待しすぎない
[心の疲れと上手に付き合う生活習慣]
▷マインドフルネス瞑想 リラックスした姿勢で深呼吸し意識を呼吸に集中することで前頭葉を休めることができます。
▷シングルタスク 優先順位をきめて、ひとつの作業に集中する。例えば、ながらで食事ではなく、食事だけ集中しよく噛み味わうとだけでもストレスが溜まりにくいです。
▷朝のウオーキング 午前中朝日が昇り始める時間に30分くらい歩くと心地よく一日が始まります。こちらもセロトニンや自律神経を整えるのに役立ちます。
▷片付け/掃除 物への執着を減らし内省を深め本当に大切なことやりたいことが見えてきたり、判断力やひらめきがアップします。
SNSだけに限らず人間関係に疲れたらまずは、自分が気分転換できることをしてみたり質の良い睡眠、信頼できる人に話を聞いてもらうなど無理をせず自分の心地よい方法で心と体を休ませてあげましょう。
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