蒸し暑い残暑が続いている今日この頃、散歩する土手沿いにはたくさんの赤とんぼが飛んでいます。これから少しづつ季節が移り変わり自然も秋色になっていきますね。
「芸術の秋」といいますが、秋は芸術を楽しむのに適した季節だといいます。秋の日中の気温は18度前後まで下がり過ごしやすく集中力がまし脳が活性化し良いアイデアが生まれるそうです。作品を見る人も感性が高まり芸術を深く楽しむことができます。
ＷＨＯ（世界保健機構）もアートと健康に関する効果を発表しています。健康やウェルビーイング（身体的・精神的・社会的に良好的な状態、心身ともに満たされた状態を表す）の改善におけるアートの役割、また国内外ではアートを活用した「社会的処方」という取り組みが注目を集めているようです。
様々な研究成果から生涯に渡って芸術が「病気予防と健康増進」「病気の管理と治療」に大きな役割を果たすことが明らかになり、アートが感情的な反応を引き起こすことや芸術と関わることで日常生活を肯定的に捉え、人生に満足するなど多面的で主観的な幸福感が高まることを示す研究があったそうです。
アートというと、苦手意識を持つ方も多いかもしれませんがラテン語の「Ars」に語源を持つアートは非常に幅広い分野を指し美術鑑賞するだけにとどまりません。
絵画などの創作活動、歌たり踊ったり演じるパフォーマンス、コンサートなどの音楽鑑賞、映画鑑賞なども健康維持に良いそうです。ぜひ、こういったことを知った上で今年の秋様々な「アート」を触れたり体感したいものですね。
