人生の岐路を笑顔で歩むために~ミットライフクライシスを乗り越える心の道しるべ🌄

コラム

 最近、”ミッドライフクライシス” ”更年期鬱”という言葉を耳にする機会が増えてきました。誰もが迎える”ミッドライフ・クライシス”、第二の思春期と呼ばれる人生のターニングポイントをどう受け止めて、人生の後半を生き生きと楽しめるものにしていくか具体的な物事の考え方、日々の過ごし方のヒントにしていただけたらと思います。

~ミッドライフ・クライシスとは?~

中年期の転換期に、40代から60代に起こる”心理的な危機”のこと                  女性は更年期と重なり、女性ホルモンの関係から更年期鬱になることも

人生の後半を迎える際に、
・将来に対する不安
・身体的な衰え
・若さが失われていくことへの焦燥感
・他者と比べて、今までの自分の人生への後悔
・自分自身のアイデンティティー
存在意義を見失い、鬱々とした感情に襲われるとなどの心理状態が表れると言われています

『人生の後半をあなたらしくゆっくりとソフトランディングする3つのポイント』

1)ミッドライフ・クライシスを、後半の人生を自分らしく生きるための良いターニングポイントとして受け入れる

アラフィフ、アラカン世代は、更年期を迎え、身体的、体力的にも激変する時期。自分のペースで緩やかに周りを眺めながら味わいながら移行していく時間です。

*一気に、老いを感じ始めるのもこの時期。人間として生まれてきたからには、どうしても生物学的にも逃れられない身体的な変化をまずは受け入れることが大切。受け入れた上で、今の自分にあったペースや、物事の取り組み方を考え直す時期。自分だけではないことを認識することが大切。


*鬱々とした気分になるのは、女性ホルモンの分泌がなくなってくるせいで、自分の気持ちのせいではないと認識すること。

*若さへの執着をやめること。どんなに頑張っても、若い頃ならではの美しさ、外見には戻れない。

いつも”今日が一番若い”と自分自身に言い聞かせる。今の自分にあった”おしゃれやキレイ”を追求し楽しみましょう。若さに執着する傾向は、日本の文化が「女性は若くて可愛いことに価値がある」という文化的特徴からきていると言われていますが、欧米では年齢を重ねた”成熟した女性”、大人の雰囲気に価値があるのに対し、日本は年齢を重ねることを”劣化”ととらえ、アイドル文化が定着している日本の文化とは対極的な価値観です。これだけ多様化している現代の日本でもこのような価値観が増えてくるといいですね。

2)女性の生き方も多様化した現代、前半の人生を精一杯生きてきた自分を自分自身が認めてあげることが大切。

*グループ、群れの中で生きる傾向がある女性は、そのグループの中での他者からの評価を自分のアイデンティティーとしていることが、人生の前半は多い。

そのため、例えば、子供が巣立ったことで、"からの巣症候群"など子育てが自分のアイデンティティーであったことが一気になくなり、自分の存在意義がないような気持ちになってしまったり、一所懸命働いてきても、定年を迎えたり、社会的立場が変わることで社会的評価を失ってしまった気分に陥りがちです。

*後半の人生は、体力、社会的立場、他者との関わりも多いに変わることを認識し、他者からの存在意義を承認されることが多かった人生の前半とはまったく違うものと捉える。

*いろいろな他者とのしがらみもなくなる後半の人生、前半の人生の”棚卸し”をして、あらたに、”自分が好きな自分”を棚に並べてみましょう。後半の人生は個の人生、自分の人生を楽しみましょう。

3)人生の後半は、さまざまな人間関係を断捨離、友人を増やすことより、ひとりで行かれる新しいコミュニティーをいくつか持つことが大切。

例えば 趣味のコミュニティー、ボランティア活動、推し活
*自分ひとりで好きな場所へ出かけたり、1日中、ビデオを見たり、好きなことを好きな時にひとりで楽しむ。”孤独と孤立”は違うことを認識
*前半の人生では、時間的にも余裕がなくできなかった新しいこと、興味があったことを始めてみる。
やってみて、つまらないと思えば、やめれば良いし、そのことに”他人の評価を求めない”ことが大切。

*後半の人生は無理をせず、いやなことはスルー、”私が好きなこと、心地よいこと”を日々の暮らしで最優先する。

『まとめ』
人生の中で、まず10代で誰もが”反抗期”を迎え、いろいろな葛藤の中で、新たな自己を確立していのと同じで、”第二の思春期”と呼ばれるミッドライフ・クライシスも、後半の自分の人生を見直す良いターニングポイント。悲観的に思う必要はなく、後半の人生は、より”自分らしい自分を生きられる人生”と認識して、少しずつ、自分が好きな自分を築いて他の誰の人生でもない、”私の人生”を大いに楽しみましょう。


CHANELの創業者ココ・シャネルの名言

「女は40を過ぎ始めて、おもしろくなる」
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