お金に振り回されない!お金の不安を自信に変える3選💎

コラム

 医療費が高額になった際、自己負担を抑える高額医療費制度が、最近、話題になっていますが、老後の資金、医療費、年金、年齢や年収によって自己負担となる費用など、様々な”お金”に関する不安が、シニア世代には常につきまといます。

今回は、中年以降世代の多くが、近い将来抱えるであろう”お金の不安や悩み”を心理面から備えてメンタルヘルスを保つご提案をさせていただきます。

①お金と幸福感は必ずしもイコールではない

お金は、あればあるだけ幸せと皆さんは思いますか?

幸福と収入の関係について有名な研究があります。

行動経済学者のダニエルカーネマン博士によると、収入の増加による幸福度の上昇には限度があり、

年収が7万5000ドル(当時2010年頃の相場で630万円、現在のレートでは、約1000万円くらい)

を超えると幸福度と収入は連動せず、それまでの年収アップに比例して増えていた幸福感が頭打ちにあることがあきらかなりました。

日本でも2011年度の内閣府調査”世帯年収と幸福感”では、

世帯年収を1200万以上稼ぐあたりから幸福感が増えなくなり、むしろ1400万以上になると幸福感が下がっていく結果が報告されています。

年収が上がっているのに、幸福感が減っていくのは驚きですね。

家計簿やお金の流れ、現状の収入と支出を把握しておくこと、老後の生活費、住宅ローンの返済時期を設定しておくこと、備えておくことは、もちろん、不安を軽減させることができる行動の1つではありますが、

きちんと準備をしてお金がたくさんあり、お金に困ることがないからと言って、必ずしも、幸福度が増すわけではないこと、

“お金と幸福感はイコールではない”

ことを、認識しておくことも大切です。

②自分のお金の価値観の見直しをする

*自分の幸せの基準を探ってみる

お金はもちろん、生きていく上で必要なツールでの一つですが、

“自分にとってお金はいったい何なのか”

“現状と、歳を重ねた時「どのくらいお金があることが自分は幸せと感じるか。」”

などを定期的に見直しでみることも大切です。

*言語化の重要性

漠然とした”お金に関する不安”を言葉にすることで、客観的に状況を把握し、解決策を見つけやすくなります。

”お金の価値観”は人それぞれです。

他人の価値観に惑わされず、自分にとって幸せと感じる”お金の価値観を見極めましょう。

お金について、”家族やパートナーと話し合う”機会を持つことも大切です。

お互いの価値観を理解し、協力することで、より良い未来を築くことができます。

価値観の再確認

自分にとって本当に“価値のあるものは何か”を考えます。

“物欲を満たす”ことよりも、”経験や思い出にお金を使う方が幸福度が高い”という研究結果もあります。

③お金だけに幸せを求め過ぎない

実は、”自分が得をした金額”よりも”周囲との差”、つまり、”他者と比べること”に脳は反応しやすいと言われています。

【賃金格差と幸福度】

ある研究では、同じ仕事をしていても、周囲の同僚よりも低い賃金を受け取っている人は、絶対的な賃金が高くても、幸福度が低いことが示されました。

これは、脳が”報酬を絶対値”ではなく、”周囲との比較”で評価していることを示唆してます。

この現象は、公平性への意識と関連しており、人は不公平な状況に強いストレスを感じる傾向があることがわかっています。

【宝くじの事例】

宝くじで高額当選した人の幸福度を調査した研究では、当選直後は幸福度が上昇するものの、時間の経過とともに周囲の平均的な生活レベルと比較し、幸福度が低下する傾向がみられました。

これは、一時的な高揚感が薄れ、周囲との”相対的な差”に意識が向くことで、以前よりも不満を感じやすくなるためと考えられます。

【幸福学の理論】

幸せの対象を大きくふたつ“地位財”と“非地位財”分けた理論

「地位財」 :社会的ポジションやグッズと言った量的に人と比較できるもの

地位財である”お金や物欲”は、幸せの持続性が低い

「非地位財」:人と比較できないオリジナルな質的なもの

非地位財である”健康、環境、自由、愛情“は幸せの持続性が高い

精神衛生の土台であるホルモンや神経伝達物質を高める生活習慣を大切にすることは、大きな人生の宝ともいえるでしょう。

幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌高める生活習慣

人や動物とふれあうと、信頼感や共感性を高めたり、不安や恐怖を緩和したりする効果があるていわれるオキシトシンが分泌される

新しい刺激、感動、笑う事で、多幸感、意欲、学習、記憶、注意、実行機能を司るドーパミンが多く分泌される

人間は、常に周囲との比較を通して自分の立ち位置を評価する傾向があります。

この社会的比較は、脳の報酬処理にも影響を与えることが研究で示されています。

つまり、お金だけに幸せを求めすぎても、幸福感は得られない事、

“自分自身の幸福感が何か”を見極めることが大切です。

[まとめ]

お金は、生きていく上で欠かせない大切な“ツール”ですが、

“将来起こるかもしれないお金の問題や不安に駆られる”よりも、

今、この時に“あなたの人生に彩りと幸福感を高めてくれるもの”は、どのようなものなのかを認識することが大切です。

健康やふれあい、社会、他者への貢献、自己実現の中にこそ、あなたの持っている”漠然としたお金の不安“を宝物に変えるヒントがあるかもしれません。

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