この夏、旅先で久しぶりに再会したご家族。
その13歳の息子さんが、美味しいエスプレッソを入れてくれました。
何とも幸せなひととき。
彼のお母さんは、嬉しそうにカップを選びながら、こう言いました。
「戦争中は、楽しむことなんてできなかった」と。
彼女の祖国は、ユーゴスラビア紛争を経験しました。
だからこそ、お気に入りのカップを選べるだけで、とても幸せなのだと。
再会し、共に過ごせる時間。
それが当たり前ではない、かけがえのない瞬間だと、改めて感じました。
エスプレッソ好きの我が家は、その話に心を動かされ、とうとう直火式のエスプレッソポットとミルを購入しました。
今、平和を感じながら、この瞬間を味わっています。
五感で味わうコーヒータイム
聴覚： ゴリゴリと豆を挽く単調な音は、瞑想のように意識を集中させてくれる。
嗅覚： ふわっと広がる挽きたての香り。香りは脳の記憶と結びつき、安らぎと懐かしさといったポジティブな感情を呼び覚ます。
視覚： お気に入りのカップで楽しむ。カップの色や形、光の反射が、空間と心の雰囲気を変える。
触覚： カップの温かさを両手で感じ、心が安らいでいく。
味覚： 口に広がる苦味、酸味、甘味、コク。空腹を満たすだけでなく、心が落ち着く瞬間。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さんも、大切な人と心地よい平和を感じるコーヒー（お茶）タイムをお過ごしください。
